小規模多機能型居宅介護について

更新:2011-01-01

title介護が必要になったら、自宅で介護を受けるのか、施設で介護を受けるのか…。2つの選択肢が頭に浮かぶかもしれません。

もし、中重度になっても「できるだけ自宅で」と考える本人やご家族を支援しようというのが、平成18年4月の介護保険制度改正により創設された、地域密着型サービスの一つ「小規模多機能型居宅介護」です。

その仕組みや特徴などを、全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会の代表を務め、熊本県内で複数の小規模多機能ホームなどを運営する川原秀夫さんに聞きました。

【取材協力】熊本県


地域の中で、自宅を中心とした暮らしを

 年を取って介護が必要になっても「住み慣れた自宅や地域の中で、家族や親しい人たちと一緒に暮らしたい」と願う人は多いものです。また、認知症の人にとっては環境の変化が混乱を招くこともあり、これまでの人間関係や生活環境をベースとした介護が望まれます。

 小規模多機能型居宅介護は、主にそういった認知症の高齢者を対象に

◎これまでの生活を継続しながら

◎本人の持っている力を活用し

◎本人の「○○したい」を実現

しようというものです。それだけに小規模でさまざまなサービスを1カ所で提供することが有効なのです。

 それは、施設の在宅版のようなサービスです(下図参照)。

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■利用定員
登録制で、1事業所に25人まで

■「通い」の1日当たり定員
おおむね15人以下

■「泊まり」の1日当たり定員
おおむね9人以下

■職員構成
*看護・介護職員は、通いの利用者3人に1人の割合
*夜勤担当職員が1人以上
*訪問介護担当が1人以上、夜間でも必要に応じて
訪問する宿直が1人以上
*ほかに管理者、ケアマネージャー

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