高齢者の事情を考慮し自然災害に備えよう

更新:2016-11-22

「平成28年熊本地震」で、私たちは日ごろの備えの大切さを痛感させられました。
震災の経験を踏まえて、災害への備えを、改めて見直してみませんか。


日ごろの備えと早めの避難が大切
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平成27年度に熊本県が実施した県民アンケートによると、災害に備えた備蓄をしていると答えたのは27.5%で、4人に1人という結果に。厚生労働省の平成26年度の調査では全国平均47.4%に対し、九州は24.6%。「災害に対する備えの意識は低
かったようです」と熊本県知事公室危機管理防災課の坂本憲太郎さんは話します。

日ごろの備えとして、まずは家具を固定し、寝室や通路に倒れやすいものを置かないこと。避難する時に、倒れたものを避けようとして転倒する恐れがあるので、突っ張り棒などのグッズも使い、しっかり固定します。

 

 

避難ルートの安全を確認

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次に、災害時にどこに避難するか確 認しておきましょう。熊本地震の影響で避難所が変更になっている可能性も あります。通常の避難所に行くか、バリアフリーで医療機器や介護用品などが充実している福祉避難所がよい か、家族で話し、決めておきます。

「災害時の混乱や個人情報保護の観 点から、被災者一人一人の把握は難しい面があります。家族でどの避難所で落 ち合うか決め、災害用伝言ダイヤルな どの連絡手段も確認しましょう」
また、台風や土砂災害は気象情報を 事前に入手すれば、天候が悪化する前 に避難することができます。災害に関 する情報をこまめにチェックすることも大事です。テレビやラジオの他、防災メールサービスなども便利です。

「自治体のハザードマップを見て、実際に避難ルートを確認し、危険がないかチェックしておくとよいですね。地域によって、川の増水、土砂崩れなど注意すべき点が違います。早めの避難を心がけていただきたいと思います」

 

 

最低3日分の備蓄が必要

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行政機関は災害発生後は人命救助を優先するため、十分な物資の支援ができない可能性があります。そこで、最低3日分の備蓄をといわれます。
熊本地震後、多くの地域が断水に陥りました。「水は生活の基礎になるものですが、高齢の方は運ぶのが大変です。断水で問題となるのはトイレ。飲み水はもちろん、生活用水をお風呂にため置きしておくとよいと思います」と坂本さんは話します。

備蓄品は家庭の事情や季節に合わせて見直します。「避難生活で胃腸の調子が悪くなることもあるので、高齢の方はおかゆなど食べやすいものを用意するといいですね。薬や処方せんの準備もしておきましょう」

地域コミュニティーでの「共助」も重要です。日ごろの挨拶や自主防災組織への参加など、普段からコミュニケーションをとっておくことが、災害時の助け合いにつながります。
「自然災害はいつどこで起きるか分かりません。備蓄品や避難所の位置、身の回りの状況を今一度確認し、万全の備えをお願いいたします」と坂本さん。改めて日ごろの備えを見直しましょう。

 

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