高齢者の食事のポイントをチェック!

更新:2016-05-13

20160603 今、高齢者の「低栄養」が話題になっています。食べているつもりでも、エネルギーや必要な栄養素が不足しているかもしれません。今の食生活を見直してみませんか。

 

 

 


栄養不足がさまざまな 体の不調の一因に

img1 高齢になると食事の量が減り、消化・吸収の機能が落ち、栄養状態が悪くなる傾向があります。一方で3食きちんと食べている人の中にも、「低栄養」の状態が見受けられるといいます。  「一人暮らしや老老介護状態で、家庭でいろいろな食材を使って料理することが難しい場合や、一人で食事をするため、食欲が出ない方もいます。『3食食べているから大丈夫』と言われますが、ご飯とみそ汁だけの食事や、体によいからと同じものばかり食べていることも。何を食べているかが問題です」と熊本県栄養士会福祉事業部長の清田順子さんは話します。

 

img2 「低栄養」状態の人は、タンパク質が不足していることが多いといいます。低栄養は筋肉量が減少する「サルコペニア」の一因で、つまずいたり、転倒するリスクが高まります。筋力が低下して飲み込む力が衰え、誤嚥(ごえん)性肺炎を起こしやすくなったり、免疫力が落ち、カゼをひきやすくなる恐れもあります。

「肥満を気にして、肉や卵などを必要以上に控えている方がいますが、高齢者が必要なタンパク質の量は、若い人よりも多いのです。リハビリをしていても、筋肉の元となるタンパク質が不足すると、効果が出にくくなってしまいます」

 

 

 


毎食必ずタンパク質を 含む食品をとりましょう

1日3食、バランスよく食べることが基本です。「腎臓の病気などがなければ、1食に1品、必ずタンパク質を含む食品をとるようにします。肉、魚、卵、豆腐など、食事ごとに違う種類のタンパク質を取るとよいですね」と清田さんはすすめます。  食材をそろえるのが難しい時は、缶詰や惣菜などの市販品も便利です。

「食が進まない時は、無理して食べることがストレスになります。みそ汁にスキムミルクを加えたり、牛乳や卵を使ったシュークリームをおやつにするなど、ちょっとした工夫で栄養状態は改善します。最近では、手軽に栄養をとれる栄養補助食品があるので、栄養士に相談して、上手に利用してもよいと思います」  器や盛り付けを工夫したり、家族や友人と一緒に食事をするなど、楽しく食べる雰囲気づくりも大切です。

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